映画『全領域異常解決室』はいつ公開?2部作のあらすじ・キャスト・新たな神を解説

映画『全領域異常解決室』はいつ公開?

ドラマ『全領域異常解決室』の映画化が発表され、「ゼンケツ」の物語がスクリーンで続くことになりました。しかも映画は1本ではなく、2作連続で公開される大型プロジェクトです。

ドラマ最終回では、謎の神・ヒルコとの戦いに決着がついた一方、雨野小夢(あまの・こゆめ)は神としての記憶を失い、興玉雅(おきたま・みやび)との関係も大きく変わりました。さらに、二宮のの子(にのみや・ののこ)の失踪や葦の船など、続編につながりそうな謎も残されています。

映画はいつ公開されるのでしょうか。また、どのキャストが続投し、どのような神が新たに登場するのでしょうか。

この記事では、2026年9月1日時点で公式発表されている映画『全領域異常解決室』の公開時期、2部作それぞれのあらすじ、キャスト、制作陣、新たな神についてまとめます。

映画『全領域異常解決室』は2027年春に2作連続公開

映画『全領域異常解決室』は、2027年春に2作連続で公開される予定です。

当初は2026年秋の公開が案内されていましたが、その後、2作連続公開の大型プロジェクトとして再始動することが発表され、公開時期が2027年春へ変更されました。

項目発表内容
公開時期2027年春
公開形式2作連続公開
配給東宝
主演藤原竜也
ヒロイン広瀬アリス
監督石川淳一
脚本黒岩勉
企画・プロデュース成河広明

現時点では、2作品それぞれの正式タイトル、具体的な公開日、何週間隔で公開されるのかは発表されていません。「2027年春2作連続公開」より先の情報は、今後の続報を待つ必要があります。

また、公開時期が変更された詳しい理由も公式には説明されていません。2部作へ規模が拡大したことは発表されていますが、「撮影の遅れ」などを理由として断定しないよう注意が必要です。

映画版はドラマの続編?

映画版は、ドラマの世界観を使った別の物語ではなく、ドラマ最終回後を描く正式な続編です。

脚本を担当する黒岩勉さんが、映画のための完全オリジナルストーリーを手がけます。原作小説や漫画を映画化するのではなく、ドラマで描かれた人物関係や伏線を引き継いだ新作です。

ドラマでは、全領域異常解決室のメンバーとヒルコの戦い、興玉と小夢が長い年月をかけて築いてきた絆が描かれました。映画ではその後、神々だけでなく人間界にも最大の危機が訪れます。

そのため、映画から見始めても事件の大筋は理解できるように作られる可能性がありますが、興玉と小夢の関係や神々の能力を深く楽しむなら、ドラマ全10話を先に見ておくのがおすすめです。

1作目のあらすじ|ドラマ最終回から2年後

2部作の1作目は、ドラマ最終回から2年後が舞台です。

重要な神々を失った影響で、世界はまだ不安定な状態にあります。そんな中、各地で謎に満ちた立てこもり事件が発生します。

ドラマでは全決で行動を共にしていた興玉と小夢ですが、映画の始まりでは別々の道を歩んでいます。しかし、新たな事件をきっかけに二人の運命が再び交わり、さまざまな困難に直面することになります。

公式発表で特に注目したいのが、「二人の絆が試される」という表現です。

小夢はドラマ最終回で言度渡し(ことどわたし)を受け、天宇受売命(あめのうずめのみこと)としての記憶と神の力を失いました。本人は興玉と過ごした長い時間も忘れていますが、興玉はすべてを覚えています。

映画で二人が再会しても、ドラマ序盤と同じ関係には戻れません。興玉にとっては大切な相手との再会でも、小夢にとっては知らない人物に近いからです。この記憶の差が、二人の絆を試す大きな要因になると考えられます。

1作目の立てこもり事件は何を意味する?

1作目では、各地で「謎に満ちた立てこもり事件」が発生します。犯人、要求、立てこもる場所など、事件の詳しい内容はまだ発表されていません。

ただし、「事件」ではなく「事件が各地で発生」とされているため、単独犯による一度限りの出来事ではなく、複数の場所で連動する異常事態になる可能性があります。

ドラマでも、神隠し、集団失神、人体発火など、一見すると別々の超常現象がヒルコの計画へつながっていました。映画の立てこもり事件も、表面上は人間の犯罪に見えながら、背後に神や未知の組織が関係しているのかもしれません。

ただし、これは発表されたあらすじから考えられる可能性です。立てこもり事件とヒルコ、二宮、2作目の謎の組織との関係は明らかになっていません。

2作目のあらすじ|京都で謎の組織によるテロが発生

2作目の舞台は、神々が宿る古の都・京都です。

謎の組織によるテロ行為が発生し、やがて人間の世界と神々の世界の調和が崩れ始めます。東京の全決メンバーだけでなく、「京都メンバー」も事件に巻き込まれ、ドラマよりも大きな規模で不可解な超常現象が起こります。

ドラマでは東京を中心に事件が描かれましたが、全領域異常解決室は全国の神々や異常事件に関わる組織です。京都メンバーの登場によって、東京以外にも全決に相当する拠点や担当者がいるのか、地域ごとに異なる神々が活動しているのかが明らかになるかもしれません。

京都には、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)をまつる上賀茂神社、建御雷神(たけみかづちのかみ)をまつる春日信仰にゆかりのある社寺、稲荷神をまつる伏見稲荷大社など、多くの神社や信仰があります。ただし、これらの神や神社が映画に登場すると発表されたわけではありません。

現時点で確実に登場が明かされている新たな神は、最高神・天照大御神です。

映画に天照大御神が登場

2作目には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が登場します。

天照大御神は、太陽を象徴し、高天原(たかまがはら)を治める日本神話の中心的な神です。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻って禊をした際、左目を洗ったときに生まれたと『古事記』では語られています。

月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)とともに三貴子(みはしらのうずのみこ)と呼ばれ、その中でも天照大御神は最高神として特別な位置にあります。

ドラマでは、月読命の生まれ変わりである興玉が中心人物でした。その兄弟神にあたる天照大御神が登場すれば、興玉との関係も大きな見どころになります。

また、小夢の正体である天宇受売命は、天照大御神が天岩戸(あまのいわと)に隠れた際、岩戸の前で踊り、外へ誘い出すきっかけを作った神です。小夢が神としての記憶を取り戻す展開と、天照大御神の登場が結びつく可能性も考えられます。

映画で天照大御神が味方になるのか、危機の原因に関係するのか、誰が演じるのかは発表されていません。詳しい神話やドラマとのつながりは、次の記事で掘り下げます。

続投が発表されているキャスト

映画版では、藤原竜也さんと広瀬アリスさんの続投が正式に発表されています。

キャスト役名神としての正体・立場
藤原竜也興玉雅興玉神(おきたまのかみ)。かつては月読命
広瀬アリス雨野小夢天宇受売命の生まれ変わり。ただし記憶を失っている

公式発表では「藤原・広瀬ほかゼンケツメンバーがそろい踏み」と案内されています。そのため、宇喜之民生(うきの・たみお)、芹田正彦(せりた・まさひこ)、豊玉妃花(とよたま・ひめか)など、ドラマで活躍したメンバーの再登場も期待できます。

ただし、2026年9月1日時点では、藤原竜也さんと広瀬アリスさん以外の出演者を一人ずつ示した映画版の正式なキャスト一覧は発表されていません。「ゼンケツメンバー」という表現が、ドラマのどの登場人物までを指すのかも続報待ちです。

再登場が期待される全決メンバーと神

正式な個別発表前ではありますが、ドラマから映画へつながるうえで重要なのは次の人物です。

登場人物キャスト神としての正体
宇喜之民生小日向文世宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
芹田正彦迫田孝也猿田毘古神(さるたびこのかみ)
豊玉妃花福本莉子豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)
村主虎飛矢名村辰少名毘古那神(すくなびこなのかみ)
荒波健吾ユースケ・サンタマリア人間の刑事
北野天馬小宮璃央人間の刑事
二宮のの子成海璃子人間。ただしヒルコをめぐる謎が残る

特に二宮は、ドラマ最終回で葦の船を編んで姿を消しました。映画がドラマから2年後を描く以上、その行方は重要な伏線になり得ます。しかし、二宮が映画に登場することや、謎の組織に所属していることは、まだ公式発表されていません。

また、直毘吉道(なおび・よしみち)と寿正(ことぶき・ただし)のその後も不明です。ヒルコの計画が別の形で映画へ引き継がれるかどうかに注目です。

「重要な神々を失った」とは誰のこと?

1作目のあらすじには、「重要な神々を失い、世界は未だ不安定な状況」とあります。

ドラマでは、神が人間に殺されると約百年は生まれ変われないという設定が明かされました。また、神が言度渡しを受ければ、神としての記憶と能力を失います。

最終回までに大きな影響を受けた神として、次の存在が挙げられます。

  • 天石戸別神(あめのいわとわけのかみ)だった興玉は、過去に小夢を守って命を落とし、興玉神として転生した
  • 天宇受売命である小夢は、言度渡しによって神の記憶と能力を失った
  • ヒルコとの戦いで複数の神々が傷つき、神々の秩序が揺らいだ

ただし、映画のあらすじでいう「重要な神々」が具体的に誰なのかは明かされていません。ドラマ内の出来事だけではなく、最終回から映画までの2年間に新たな喪失があった可能性もあります。

この2年間の空白が、映画1作目の冒頭で説明される重要なポイントになりそうです。

小夢は神の記憶を取り戻す?

映画版で最も大きな注目点の一つが、小夢の記憶です。

ドラマ最終回後の小夢は、人間として生活し、神だった頃のことも興玉との長い関係も覚えていません。映画化発表時にも、「小夢はアメノウズメノミコトとしての記憶を取り戻すことができるのか?」と公式に問いかけられています。

この表現から、小夢の記憶が映画の中心的なテーマになることは間違いなさそうです。ただし、記憶を完全に取り戻すのか、一部だけ思い出すのか、人間のまま新しい関係を築くのかは分かっていません。

1作目で興玉と小夢が再会し、2作目で天照大御神と天宇受売命の神話的な関係が描かれるなら、2部作を通じて小夢が自分の正体と向き合う構成も考えられます。

京都メンバーは誰?

2作目に登場する「京都メンバー」の詳細は未発表です。

考えられるのは、京都を担当する全領域異常解決室の関係者、京都で活動する神々、警察や政府機関の人物などです。東京の全決と協力するのか、異なる考えを持つ対立組織なのかによって、物語の方向も変わります。

また、「謎の組織」が京都メンバーと同じ存在なのか、別の敵対勢力なのかも分かっていません。京都メンバー、新キャスト、謎の組織については、今後のキャスト発表や予告編で明らかになると見られます。

映画を見る前に復習しておきたいポイント

映画版の公開前にドラマを見直す場合は、次の点を押さえておくと物語へ入りやすくなります。

  1. 興玉の現在の神名は興玉神で、過去には天石戸別神や月読命だった
  2. 小夢は天宇受売命の生まれ変わりだが、最終回で神の記憶を失った
  3. 直毘の正体は役小角で、人間ながらヒルコを名乗って神になろうとした
  4. 二宮は操られてヒルコを演じた後、葦の船を残して失踪した
  5. 神が人間に殺されると、約百年間は生まれ変われない
  6. 興玉と小夢は長い年月を共にしてきたが、現在は記憶を共有していない

特に、興玉と小夢の過去、言度渡し、二宮のラストは、映画の物語へ直結する可能性があります。

まとめ

映画『全領域異常解決室』は、2027年春に2作連続で公開されます。公開時期は当初の2026年秋から変更されましたが、1作品ではなく2部作へ拡大し、ドラマのその後を描く大型プロジェクトとして再始動しました。

1作目はドラマ最終回から2年後。別々の道を歩んでいた興玉と小夢が、各地で起こる立てこもり事件をきっかけに再会します。

2作目は京都が舞台となり、謎の組織によるテロと、人間界・神々の世界の調和が崩れる危機が描かれます。さらに、最高神・天照大御神の登場も正式に発表されています。

続投が明確になっているのは興玉役の藤原竜也さんと小夢役の広瀬アリスさんで、ほかのゼンケツメンバーも登場予定です。一方、個別の追加キャスト、京都メンバー、天照大御神役、2作品の正式タイトルと公開日は未発表です。