Netflixドラマ『イクサガミ』全6話あらすじ|最終回までネタバレで復習

Netflixドラマ『イクサガミ』全6話あらすじ

Netflixドラマ『イクサガミ』は、明治11年の日本を舞台に、292人の志士が命を懸けたゲーム「蠱毒(こどく)」へ挑む時代アクションです。

シーズン1は全6話ですが、登場人物が多く、蠱毒の参加者だけでなく、運営側、政府・警察、京八流(きょうはちりゅう)の義兄弟など複数の勢力が同時に動きます。

さらに、最終回を迎えても蠱毒は終わっていません。シーズン2を見る前に、

  • 嵯峨愁二郎(さが・しゅうじろう)が蠱毒へ参加した理由
  • 香月双葉(かつき・ふたば)と旅をすることになった経緯
  • 蠱毒を開催した黒幕と目的
  • 京八流と岡部幻刀斎(おかべ・げんとうさい)の因縁
  • 最終回で明らかになった新たな謎

を押さえておくと、続きが分かりやすくなります。

この記事では、Netflixドラマ『イクサガミ』全6話のあらすじを、重要な出来事とともに順番に振り返ります。

※ここからシーズン1最終回までの重大なネタバレを含みます。

『イクサガミ』全6話の流れを一覧で確認

話数サブタイトル主な出来事終了時の残り人数
第1話蠱毒天龍寺で蠱毒が始まり、愁二郎と双葉が出会う128人
第2話覚醒愁二郎が再び刀を抜き、「刻舟」がよみがえる117人
第3話宿命彩八と再会し、京八流の過去が明らかになる95人
第4話黒幕運営を探る中で、蠱毒の黒幕が判明する70人
第5話亡霊蠱毒の目的と「最後の9人」に関する情報が示される63人
第6話死闘無骨との決着、大久保暗殺、響陣の秘密が描かれる継続中

シーズン1では、京都の天龍寺から東海道を進み、池鯉鮒宿(ちりゅうじゅく)を越えた先までが描かれました。

第1話「蠱毒」あらすじ

愁二郎が賞金10万円の武芸大会へ

戊辰戦争から10年がたった明治11年。日本ではコレラが流行し、多くの人が命を落としていました。

かつて「人斬り刻舟(こくしゅう)」と恐れられた嵯峨愁二郎も、薬を買う金がなく、娘を亡くします。妻の嵯峨志乃(さが・しの)と幼い息子にも病が迫る中、愁二郎は賞金10万円を得る機会があるという怪文書を目にしました。

指定された京都・天龍寺(てんりゅうじ)へ向かうと、そこには腕に覚えのある292人の志士が集まっていました。

木札を奪い合う「蠱毒」が開幕

参加者の前に現れた槐(えんじゅ)は、これが普通の武芸大会ではなく、「蠱毒」という命懸けのゲームであることを告げます。

参加者には1点分の木札が配られ、東海道に設けられた関所を通過しながら東京を目指します。最初の天龍寺を出るためにも2点が必要なため、少なくとも誰か一人から木札を奪わなければなりません。

開始の合図と同時に、天龍寺は殺し合いの場へ変わりました。

愁二郎と双葉が出会う

愁二郎は戊辰戦争の記憶に苦しみ、刀を抜けなくなっていました。しかし、参加者に襲われる少女・香月双葉を見捨てることができません。

元伊賀忍者の柘植響陣(つげ・きょうじん)の助けも借り、愁二郎は双葉を守って天龍寺を脱出します。

双葉もまた、コレラにかかった母を救うために蠱毒へ参加していました。似た事情を抱えていると知った愁二郎は、双葉と一緒に東京を目指すことを決めます。

ところが、その前に愁二郎の過去を知る貫地谷無骨(かんじや・ぶこつ)が現れます。

第2話「覚醒」あらすじ

響陣から同盟を持ちかけられる

愁二郎と双葉は無骨の襲撃から逃れ、宿で体を休めます。そこへ響陣が現れ、蠱毒を生き抜くために同盟を組もうと提案しました。

響陣は、返事をするなら四日市宿(よっかいちじゅく)へ来るよう伝えて去ります。本心が読めない響陣を信じてよいのか、愁二郎は判断できません。

一方、政府側では内務卿の大久保利通が不審な人や金の動きを察知し、警視局の川路利良(かわじ・としよし)へ調査を命じます。

無骨と右京の対決

強い相手と戦うことだけを望む無骨は、「公家の守護神」と呼ばれた菊臣右京(きくおみ・うきょう)へ勝負を挑みます。

右京は華麗な剣技で応戦しますが、激闘の末に敗北。無骨は右京を殺し、その首を持ち去ります。

愁二郎が再び刀を抜く

愁二郎と双葉は、殺し合いをやめようとする参加者の一団に出会います。しかし、彼らが蠱毒から抜けるため木札を外すと、監視していた運営側の兵士が容赦なく射殺しました。

人の命をもてあそぶ運営への怒りから、愁二郎はついに刀を抜きます。

兵士たちを一瞬で斬り伏せた姿は、かつて恐れられた「人斬り刻舟」そのものでした。第2話は、封じていた力と過去が愁二郎の中で再び動き始める重要な回です。

第3話「宿命」あらすじ

京八流の継承者たちに課された殺し合い

愁二郎は幼い頃に京八流の師匠へ拾われ、同じ境遇の7人と義兄弟として育てられました。

ところが、一子相伝の京八流を継承できるのは一人だけです。やがて師匠は、後継者を決めるために兄弟同士で殺し合うよう命じました。

愁二郎は兄弟を斬ることを拒み、何も告げずに山を降ります。殺し合いを止めたつもりでしたが、残された兄弟にとっては「自分たちを捨てて逃げた」ようにも見えていました。

衣笠彩八と再会

蠱毒の道中で、愁二郎は義妹の衣笠彩八(きぬがさ・いろは)と再会します。

彩八は、突然姿を消した愁二郎への怒りを抱えていました。二人はすぐに和解できませんが、ほかの参加者に襲われたことで共闘します。

そこへ、アイヌの弓使い・カムイコチャも加勢。双葉を守る愁二郎の姿勢を認めたカムイコチャは、窮地から救って去っていきます。

愁二郎・双葉・彩八・響陣が同盟へ

一行は四日市宿で響陣と合流し、蠱毒の目的と運営の正体を探るために同盟を結びます。

彩八は、京八流の兄弟が離散した後も、岡部幻刀斎に命を狙われ続けていることを愁二郎へ伝えます。

愁二郎は逃げた責任から目をそらさないと話し、彩八と再会できたことを素直に喜びました。二人のわだかまりは完全には消えませんが、関係を修復する一歩となります。

その頃、大久保は川路から、三井・住友・三菱などの財閥が一連の動きに関与しているという報告を受けます。

第4話「黒幕」あらすじ

響陣が運営側を探る作戦を開始

愁二郎たちは蠱毒の裏側を探るため、運営側の対応や遺体の行き先を調査します。

響陣は気弱な参加者・狭山進之介(さやま・しんのすけ)も作戦へ引き入れ、参加者の一人をわざと警察に逮捕させました。

しかし、その参加者は警察に保護されません。警察の中にも運営側の人間が入り込んでおり、口封じのために殺されてしまいます。

愁二郎と櫻が再会

遺体の運搬先を調べるため、愁二郎は死んだふりをして運営側に回収されます。

運び込まれたのは三井銀行の敷地にある倉庫でした。そこで愁二郎は、運営側の精鋭部隊を率いる櫻(さくら)と対面します。

櫻は戊辰戦争で愁二郎と共に戦った旧知の人物でした。しかし現在は蠱毒の監視者であり、二人は敵として刀を交えることになります。

黒幕は川路利良だった

大久保の命令を受けて黒幕を調べていたはずの川路は、財閥の関係者が集まる部屋へ現れます。

ところが、川路は彼らを追及しません。財閥側へ笑顔を見せたことで、川路自身が蠱毒を動かす中心人物だったと判明します。

捜査を任された警察の責任者こそが黒幕だったという、物語の見方が大きく変わる回です。

第5話「亡霊」あらすじ

川路が蠱毒を開催した理由

川路は、幕末の戦いを生き抜いた武士たちを、新しい時代に適応できない「亡霊」だと考えていました。

蠱毒は賞金を懸けた娯楽であると同時に、武力を持つ旧時代の人間を集め、互いに殺し合わせて排除する計画だったのです。

財閥は戦いへ金を出し、蠱毒を賭けの対象として楽しんでいました。川路は新国家の秩序を守るという名目で、その仕組みを警察内部から支えています。

大久保へ助けを求める

櫻との戦いから逃れた愁二郎は、双葉を蠱毒から救い出すため、大久保へ連絡しようと考えます。

前島密(まえじま・ひそか)と電報で連絡を取り、3日後に岡崎で会う約束を交わしました。

しかし、川路は電報の動きも監視しています。暗号を解読した大久保の秘書・永瀬心平(ながせ・しんぺい)も、口封じのために殺されます。

「最後の9人」という情報

一行は次の関所である池鯉鮒宿へ到着します。愁二郎、双葉、彩八、響陣は必要な木札を持っていましたが、進之介だけは足りません。

双葉は進之介を見捨てず、自分の木札を渡そうとします。その姿に動かされ、愁二郎たちも木札を分け、進之介を通過させました。

このやり取りの中で、運営側の橡(つるばみ)が「最後の9人」に残れば生きられる可能性があると口を滑らせます。

蠱毒は最後の一人になるまで続くと説明されていましたが、実際には別の目的や終着点があることを示す重要な情報です。

第6話「死闘」あらすじ

愁二郎と無骨、因縁の決着

街の祭りに出会い、久しぶりに穏やかな時間を過ごす愁二郎と双葉。しかし、そこへ無骨が現れ、愁二郎へ最後の勝負を挑みます。

無骨は双葉を人質に取り、愁二郎を容赦なく追い詰めました。愁二郎は双葉を守りながら無骨と死闘を繰り広げ、ついに斬り倒します。

無骨は、最後まで人斬りとして強敵と戦えたことを喜びながら息を引き取りました。

愁二郎にとっては宿敵を倒しただけでなく、自分の中に残る「人斬り」とどう向き合うのかを突きつけられる戦いでもあります。

彩八・四蔵・三助が合流

一方、彩八は京八流の宿敵・幻刀斎に見つかり、圧倒的な力で追い詰められます。

絶体絶命の場面で、義弟の化野四蔵(あだしの・しくら)と祇園三助(ぎおん・さんすけ)が駆けつけました。三人は力を合わせて逃げ切りますが、幻刀斎を倒すには兄弟全員の力が必要だと痛感します。

彩八たちは、散り散りになった京八流の兄弟を再び集めることを決めました。

大久保利通が暗殺される

川路は、計画を止めようとする大久保の暗殺を櫻へ命じます。

櫻の手によって大久保は命を落とし、街には「大久保卿暗殺」を知らせる号外が出ました。

愁二郎は大久保に双葉を保護してもらうつもりでしたが、その道は断たれます。前島からは、非常事態のため東京で会うという電報が届き、愁二郎と双葉は再び東京を目指すことになりました。

響陣が幻刀斎へ情報を流していた

最終盤では、響陣が京八流の兄弟の居場所を幻刀斎へ伝えていたことが明らかになります。

愁二郎たちへ協力し、蠱毒の謎を一緒に探っていた響陣が、なぜ幻刀斎へ情報を流しているのかは説明されません。

本当に裏切っているのか、誰かを守るために従っているのか、それとも別の狙いがあるのか。響陣の目的は、シーズン2へ残された大きな謎です。

また、新たな強敵として天明刀弥(てんみょう・とうや)も姿を見せます。第5話終了時点でも参加者は63人おり、その後も東京までの戦いは続いていきます。

シーズン1終了時点で覚えておきたいこと

最終回までの重要事項を整理すると、次のようになります。

  • 蠱毒はまだ終わっておらず、愁二郎と双葉は東京を目指している
  • 黒幕の川路は、旧時代の武士を排除するため蠱毒を利用している
  • 財閥は蠱毒へ資金を出し、参加者の戦いを賭けの対象にしている
  • 大久保は櫻に暗殺され、政府からの救出は難しくなった
  • 「最後の9人」に残れば生きられる可能性が示された
  • 彩八・四蔵・三助は京八流の兄弟を集め、幻刀斎を倒そうとしている
  • 響陣は幻刀斎へ兄弟の居場所を知らせていた
  • 幻刀斎や天明刀弥など、強力な参加者が残っている

特に「最後の9人」の意味、響陣の目的、槐が計画のどこまでを知っているのかは、今後の展開を左右すると考えられます。

ドラマは原作のどこまで描いた?

今村翔吾さんの原作小説『イクサガミ』は、

  1. 天(てん)
  2. 地(ち)
  3. 人(じん)
  4. 神(しん)

の全4巻で完結しています。

ドラマの第1話から第4話は主に「天」、第5話と第6話は「地」の途中にあたる内容です。ただし、人物関係や出来事の順番など、ドラマ独自の変更もあります。

つまりシーズン1は原作全体の前半にも達しておらず、東京への旅や蠱毒の真相、参加者たちの結末はこれから描かれることになります。

まとめ

Netflixドラマ『イクサガミ』シーズン1では、家族を救うため蠱毒へ参加した嵯峨愁二郎が、香月双葉を守りながら東京を目指します。

旅の中で愁二郎は、封じていた人斬りとしての力、置き去りにした京八流の義兄弟、幕末から続く因縁と向き合うことになりました。

第4話では川路利良が黒幕だと判明し、第5話では蠱毒が旧時代の武士を排除する計画だと明かされます。最終回では無骨との決着がつく一方、大久保が暗殺され、響陣の不審な行動も発覚しました。

シーズン1は「一区切り」ではなく、蠱毒の前半戦が終わったところです。シーズン2では、東京へ向かう愁二郎たちの戦い、幻刀斎と京八流の対決、「最後の9人」の真相が大きな見どころになるでしょう。