【デッドプール&ウルヴァリン】アンカー理論とは?それぞれのアースのアンカーは誰?

映画『デッドプール&ウルヴァリン』では、「アンカー・ビーイング」という新しい設定が登場しました。

アンカー・ビーイングを失ったユニバースは徐々に衰退し、最終的には消滅すると説明されています。

映画の中でアンカー・ビーイングだと明言されたのは、デッドプールが暮らす「アース-10005」のローガン(ウルヴァリン)です。

一方、MCU本編の世界であるアース-616や、ほかのスパイダーマン作品の世界にもアンカー・ビーイングがいるのか、いるとすれば誰なのかは、2026年8月時点でも明らかになっていません。

そこで、この記事では、

  • アンカー・ビーイングとは何か
  • そもそもアースとは何か
  • アース-10005以外のアンカーは判明しているのか
  • トニー・スタークやドクター・ストレンジが候補といわれる理由

について、映画で確認できる事実とファンの考察を分けて紹介します。

※この記事には『デッドプール&ウルヴァリン』『ローガン』のネタバレが含まれます。

アンカーとは

「アンカー」または「アンカー・ビーイング」とは、あるユニバースにとって非常に重要な人物を指す、TVAの用語です。

『デッドプール&ウルヴァリン』でTVAのパラドックスは、アンカー・ビーイングを失ったユニバースは内側から徐々に衰退し、やがて消滅すると説明しています。

ただし、アンカーが死亡した直後に世界が消えるわけではありません。自然に消滅するまでには数千年かかるとされており、パラドックスはタイム・リッパーを使って、その過程を人為的に早めようとしていました。

映画で判明しているアンカーはローガンだけ

2026年8月時点で、アンカー・ビーイングだと劇中で明言されているのは、アース-10005のローガンだけです。

映画『ローガン』でローガンが死亡したことにより、アース-10005は衰退を始めました。

そこでウェイドは、別のユニバースからウルヴァリンの変異体を連れてくれば、失われたアンカーの代わりになると考えます。

しかし、パラドックスは、別のウルヴァリンを連れてきただけではアンカーを置き換えられないと説明しています。そのため、アンカー・ビーイングは自由に交代できるという設定は、映画では確認されていません

最後にアース-10005が回復した理由は?

物語の終盤では、デッドプールと新たなウルヴァリンがタイム・リッパーを破壊します。その後、B-15はアース-10005の衰退が止まり、回復しつつあることを伝えます。

ただし、

  • 新たなウルヴァリンがローガンの代わりになった
  • デッドプールとウルヴァリンが二人で新しいアンカーになった
  • 世界を救った行動によって、新たなアンカーが誕生した

といった説明はありません。

アース-10005が回復した理由や、新しいアンカー・ビーイングが生まれたのかどうかは、現時点では不明です。

また、「一つのユニバースにアンカーは一人だけなのか」「すべてのユニバースに必ずアンカーが存在するのか」といった細かなルールも、映画では十分に説明されていません。

マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギも、アンカー・ビーイングとコミックの「ネクサス・ビーイング」などが同じ性質を持つ存在なのかについて、今後明らかになるという趣旨の発言をしています。そのため、現段階で両者を同じ設定として扱うことはできません。Inverseによるケヴィン・ファイギへのインタビュー

アースとは

「アース」とは、マーベル作品に登場する異なる宇宙や現実を区別するための呼び方です。

マーベルの世界は一つではなく、歴史や登場人物が異なる無数の世界から構成されています。それぞれの世界には「アース-〇〇」という番号が割り当てられる場合があります。

主要なアースは以下のとおりです。

アース-616/アース-199999

MCU本編の世界は、Marvel Studiosの作品内では「アース-616」と呼ばれています。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』や『デッドプール&ウルヴァリン』でも、この番号が使われました。

一方、マーベル・コミックス側の分類では、MCUに「アース-199999」という番号が割り当てられています。マーベル公式サイトにも、MCUはアース-199999だとする記載があります。

Marvel公式によるアースナンバーの解説

つまり、アース-616とアース-199999は別々のMCU世界ではなく、立場や作品によってMCU本編に使われる番号が異なっていると考えるのが分かりやすいでしょう。

なお、マーベル・コミックスのメインユニバースもアース-616と呼ばれますが、MCU本編とコミックのメインユニバースが同じ世界という意味ではありません。

アース-10005

『デッドプール&ウルヴァリン』で、ウェイド・ウィルソンが暮らす世界に示された番号です。

20世紀フォックス版『X-MEN』シリーズや『デッドプール』シリーズにつながる世界として扱われ、ローガンがこの世界のアンカー・ビーイングだと明かされました。

ただし、フォックス版『X-MEN』シリーズには歴史の改変や作品間の矛盾があるため、すべての作品を一本の時間軸として完全に整理できるわけではありません。

アース-120703

アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの世界です。

『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン2』の物語が描かれています。

アース-96283

トビー・マグワイアがピーター・パーカーを演じた、サム・ライミ監督版『スパイダーマン』シリーズの世界です。

『スパイダーマン』『スパイダーマン2』『スパイダーマン3』が属しています。

作品別のアースナンバーは、以下の記事で詳しく紹介しています。

他のアースのアンカーは誰?

2026年8月時点では、アース-10005以外のアンカー・ビーイングは公式に明らかになっていません。

MCU本編の世界をはじめ、アース-120703やアース-96283のアンカーが誰なのかも不明です。

アースアンカー・ビーイング公式での扱い
アース-10005ローガン(ウルヴァリン)『デッドプール&ウルヴァリン』で明言
MCU本編(616/199999)不明公式発表なし
アース-120703不明公式発表なし
アース-96283不明公式発表なし
マーベル・コミックスのアース-616不明映画版のアンカー・ビーイングと同じ設定が存在するとは確認されていない

MCU本編のアンカー候補として名前が挙がる人物

MCU本編のアンカー・ビーイングについては、トニー・スターク、ピーター・パーカー、ドクター・ストレンジ、ロキ、ワンダ・マキシモフなど、さまざまな人物が候補として考察されています。

ただし、以下はすべてファンの考察であり、公式に裏付けられたものではありません。

トニー・スターク

トニー・スタークは『アイアンマン』からMCUを支え、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では自らを犠牲にしてサノスを倒しました。

MCUにおける物語上の重要性から、アンカー候補として名前が挙がることがあります。

しかし、トニーがアンカー・ビーイングだったとする公式な説明はありません。また、彼の死後にMCU本編の世界が衰退しているとも明言されていません。

ピーター・パーカー

トニーと深い関係を持ち、その意志を受け継ぐ若いヒーローであることから、「トニーの次のアンカーになったのではないか」と考察されることがあります。

ただし、アンカーが他人へ引き継がれるというルール自体が確定していないため、ピーターが後継者だと判断できる材料はありません。

ドクター・ストレンジ

ドクター・ストレンジが候補といわれる理由の一つに、ケヴィン・ファイギの過去の発言があります。

ファイギは2022年、ベネディクト・カンバーバッチのハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム式典で、彼をMCUの「アンカー」と表現しました。

SYFYによる式典発言の紹介

しかし、この発言は『デッドプール&ウルヴァリン』で「アンカー・ビーイング」という設定用語が登場する約2年前のものです。内容もカンバーバッチの功績をたたえるスピーチであり、ドクター・ストレンジを設定上のアンカー・ビーイングだと認定した発言ではありません。

そのため、ドクター・ストレンジ説の根拠としては弱いと考えられます。

ロキやワンダはアンカーではない?

ロキは『ロキ』シーズン2で分岐した時間軸を支える存在となったため、アンカー候補として考察されています。

また、ワンダ・マキシモフは「ネクサス・ビーイング」と関連付けて語られることがあり、アンカー・ビーイングと混同される場合があります。

しかし、ロキは複数の時間軸を支えており、一つのユニバースに属するアンカーと同じ役割なのかは不明です。ワンダについても、ネクサス・ビーイングとアンカー・ビーイングが同じ存在だとは確定していません。

『ローガン』は2029年なのに、なぜ2024年の世界が衰退している?

『デッドプール&ウルヴァリン』の主な舞台は2024年ですが、『ローガン』は2029年を舞台としています。

そのため、2024年のウェイドに対して、未来で起きるローガンの死を原因とした世界の衰退が示されることに疑問を持った方もいるでしょう。

TVAは通常の時間の流れの外側から、それぞれのタイムライン全体を観測しています。そのため、TVAにとってはローガンの死がすでに確認済みの出来事として扱われていると解釈できます。

ただし、映画ではこの時間のずれについて詳しく説明されていません。ローガンがまだ生きているはずの2024年から、どのように衰退の影響が現れるのかも明らかになっていないため、現段階では設定上の未解決点として考えるのが安全です。

まとめ

アンカー・ビーイングは、『デッドプール&ウルヴァリン』で初めて登場した、ユニバースの存続に関わる重要な存在です。

2026年8月時点で分かっていることをまとめると、以下のとおりです。

  • 公式に判明しているアンカー・ビーイングは、アース-10005のローガンだけ
  • ローガンの死後、アース-10005は数千年をかけて衰退するはずだった
  • 新たなウルヴァリンを連れてきただけでは、アンカーの代わりにはならなかった
  • 最後にアース-10005の衰退が止まった理由は、詳しく説明されていない
  • MCU本編やほかのアースのアンカーは不明
  • トニー・スターク、ピーター・パーカー、ドクター・ストレンジ、ロキ、ワンダなどは、いずれも未確定の候補
  • アンカー・ビーイングとネクサス・ビーイングの関係も明らかになっていない

アンカー・ビーイングは、まだ説明されていない部分が多い設定です。今後のマルチバース作品で追加情報が示される可能性がありますが、現時点ではローガン以外をアンカーだと断定することはできません。

新しい情報が明らかになり次第、随時更新していきますね!