※本記事は2026年9月17日時点の情報をもとにしています。
映画『バイオハザード』の新作が、2026年10月9日に日本で公開されます。
『バイオハザード』はこれまでにも、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演シリーズや『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』など、複数の実写映画が作られてきました。
そのため、「今回の映画は過去作の続編なのか」「ゲームの物語とつながっているのか」「レオンやクレアは登場するのか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、2026年版はザック・クレッガー監督による新たな実写映画で、過去の実写シリーズの続編ではありません。
一方で、物語の舞台はゲーム『バイオハザード2』『バイオハザード3』で描かれたラクーンシティ事件と同じ時期です。ゲームの世界観やルールを踏襲しながら、医療品配達員のブライアンという映画独自の主人公を通して、別の場所で起きていた出来事を描きます。
この記事では、2026年新作映画『バイオハザード』とゲームの時間軸、過去の実写シリーズとの違いを整理します。
この記事で扱うのは2026年公開の完全新作
今回扱うのは、『バーバリアン』『WEAPONS/ウェポンズ』のザック・クレッガー監督が手掛けた2026年版『バイオハザード』です。
| 項目 | 2026年新作の情報 |
|---|---|
| 日本公開日 | 2026年10月9日(金) |
| 原題 | Resident Evil |
| 監督・脚本 | ザック・クレッガー |
| 主人公 | 医療品配達員のブライアン |
| 主演 | オースティン・エイブラムス |
| 主な舞台 | ラクーンシティへ向かう道中とその周辺 |
| 位置づけ | 過去の映画とは別に始まる完全新作 |
日本での公開日と「完全新作」であることは、ソニー・ピクチャーズ公式サイトで発表されています。
タイトルは過去作と同じ『バイオハザード』ですが、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じたアリスの物語を引き継ぐ「第7作」ではありません。また、2021年版『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の続編でもありません。
新作映画はゲーム『バイオハザード2』と同時期
2026年版の物語は、ゲーム『バイオハザード2』や『バイオハザード3』で描かれた、ラクーンシティの感染拡大と同じ時期に進行します。
ただし、『バイオハザード2』のストーリーをそのまま実写化する映画ではありません。
ゲーム『バイオハザード2』では、ラクーンシティを訪れた新人警官レオン・S・ケネディと、兄を捜すクレア・レッドフィールドが事件に巻き込まれます。『バイオハザード3』では、元S.T.A.R.S.隊員のジル・バレンタインが、崩壊する街からの脱出を目指します。
一方、映画の主人公ブライアンは、医療品を別の病院へ届ける配達員です。吹雪の夜に追加の配達を引き受けたことで、感染者や怪物が存在する危険な地域へ踏み込んでいきます。
関係を簡単に表すと、次のようになります。
| 作品 | 主な登場人物 | 描かれる出来事 |
|---|---|---|
| ゲーム『バイオハザード2』 | レオン、クレア | ラクーンシティ中心部や警察署での事件 |
| ゲーム『バイオハザード3』 | ジル、カルロス | 感染が拡大した街からの脱出 |
| 2026年映画版 | ブライアン | 同時期に別の場所を移動する一般人の生存劇 |
つまり、ゲームと同じ災害を、ゲームには登場しなかった人物の視点から描く作品と考えると分かりやすいでしょう。
ザック・クレッガー監督も、ゲームの物語を直接映画化するのではなく、ゲームの世界に存在しても不自然ではない新しい物語を作ったと説明しています。
ゲームと「同じ世界」でも正史とは断定できない
注意したいのは、「ゲームと同時期」という説明が、そのまま「映画で起きたこともゲーム公式の正史になる」という意味ではないことです。
今回の映画は、ゲームシリーズの世界観、設定、クリーチャー、サバイバルホラーとしてのルールを取り入れています。しかし、映画独自の人物と物語による映像作品です。
現時点では、ブライアンの出来事が今後のゲーム本編で正式に扱われる、あるいはゲーム版の年表へ組み込まれるとは発表されていません。
記事やSNSで紹介する場合も、次の表現は分けた方が安全です。
- 確認済み:『バイオハザード2』『3』と同時期・同じ世界観を舞台にする
- 確認済み:映画独自の主人公による新しいストーリー
- 未確認:映画の出来事がゲーム本編の正史として扱われるか
- 未確認:ゲームの主要人物と主人公が直接出会うか
レオンやクレア、ジルは登場する?
『バイオハザード2』『3』と同じ時期なら、レオン、クレア、ジルなどが映画に登場する可能性を想像する人もいるでしょう。
しかし、主要な予告編や日本公式情報では、レオン、クレア、ジルの出演は案内されていません。
同じラクーンシティ事件を扱っていても、映画の中心はブライアンの配達と逃走です。ゲームの人気人物が物語へ直接関わると断定できる情報はありません。
海外レビューでは、ゲームを知っている人が気づく小ネタや、ゲームをプレイする感覚を思わせる場面があると評価されています。一方、AP通信のレビューでは、ゲーム未経験者でも理解できる作品として紹介されています。
したがって現時点では、レオンたちが活動していたのと同じ時期に、別の場所では一般人のブライアンも感染事件へ巻き込まれていたと考えるのが適切です。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版とのつながりはない
2002年から2016年にかけて公開されたミラ・ジョヴォヴィッチ主演シリーズは、映画オリジナル主人公のアリスを中心とした全6作です。
ゲームに登場する人物や設定も取り入れていましたが、物語は映画独自の方向へ展開しました。
2026年版は、このシリーズの続きではありません。
| 比較項目 | ミラ・ジョヴォヴィッチ版 | 2026年版 |
|---|---|---|
| 主人公 | アリス | ブライアン |
| 主人公の立場 | 戦闘能力を持つ映画独自のヒロイン | 戦闘経験のない医療品配達員 |
| 物語 | 映画独自の長編シリーズ | 一夜の移動と生存を描く新しい物語 |
| ゲームとの関係 | キャラクターや設定を独自に再構成 | ゲームの世界へ一般人を置く発想 |
| シリーズの接続 | 全6作で連続 | 過去6作とは別作品 |
過去シリーズを見ていなくても、2026年版を理解するうえで問題はありません。
『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の続編でもない
2021年公開の『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、ゲーム第1作と『バイオハザード2』の人物・舞台・事件を一つの映画へ再構成した作品でした。
クリス、クレア、レオン、ジル、ウェスカーといったゲームの主要人物が実写で登場しています。
同じラクーンシティを扱うため2026年版と混同しやすいのですが、両作品に物語上のつながりはありません。
| 比較項目 | ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | 2026年版 |
|---|---|---|
| 公開年 | 2021年 | 2026年 |
| 監督 | ヨハネス・ロバーツ | ザック・クレッガー |
| 中心人物 | ゲームの主要人物 | 映画独自のブライアン |
| ゲームの扱い | 第1作・第2作の物語を再構成 | 同じ世界の別の出来事を描く |
| 作品の関係 | 独立したリブート | さらに別の完全新作 |
2026年版を見るために、『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』を予習する必要はありません。
ゲーム『4』に近いのは時系列ではなく雰囲気
新作映画については、「『バイオハザード4』に近い」という監督の説明も報じられています。
ここでいう『4』に近いという表現は、物語の年代や登場人物を指しているのではなく、主に作品の進み方や雰囲気を指しています。
『バイオハザード4』は、主人公が目的地へ向かって移動しながら、次々と異なる敵や危険な場所に遭遇する構成です。2026年版も、ブライアンがある地点から別の地点へ向かう途中で、状況が段階的に悪化していきます。
海外公開後のレビューでも、農家、病院など性質の異なる場所を突破していく様子が、ゲームのステージを進める感覚に近いと評されています。The Guardianは、物語を直接再現せずにゲーム体験を映画へ移した作品と説明しています。
まとめると、
- 世界観と事件の時期:『バイオハザード2』『3』に近い
- 移動しながら危機を突破する構成:『バイオハザード4』に近い
- 主人公と物語:映画オリジナル
という組み合わせです。
過去の映画を見ていなくても楽しめる?
2026年版は過去の実写映画とつながっていないため、旧作をすべて見る必要はありません。
ゲームについても、物語を理解するための必須条件ではないと考えられます。主人公自身が感染事件や怪物の正体を知らない一般人なので、観客もブライアンと一緒に状況を理解できる構造です。
ただし、次の作品を知っていると、舞台や演出の元になった要素を見つけやすくなります。
- 『バイオハザード2』または『バイオハザード RE:2』
- 『バイオハザード3』または『バイオハザード RE:3』
- 『バイオハザード4』または『バイオハザード RE:4』
時間がない場合は、『RE:2』のラクーンシティ到着までの導入だけ把握しておけば、映画との時系列を比較しやすいでしょう。
2026年新作映画『バイオハザード』の関係まとめ
最後に、新作の位置づけを整理します。
- 2026年10月9日に日本公開されるザック・クレッガー監督の完全新作
- ミラ・ジョヴォヴィッチ主演シリーズの続編ではない
- 『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』の続編でもない
- ゲーム『バイオハザード2』『3』と同じラクーンシティ事件の時期が舞台
- レオンたちではなく、医療品配達員ブライアンの視点で別の出来事を描く
- 『4』に近いという説明は、年代ではなく移動型の構成や作品の雰囲気を指す
- レオン、クレア、ジルの登場は公式には案内されていない
- 過去の映画やゲームを知らなくても、新しい物語として鑑賞できる
同じタイトルの映画が多いため複雑に見えますが、2026年版は「ゲームと同時期に起きた、別の主人公によるサバイバル」と捉えると分かりやすい作品です。