『5秒で完全犯罪を生成する方法』に原作はある?シナリオブックは小説版ではない

『5秒で完全犯罪を生成する方法』に原作はある?シナリオブックは小説版ではない

映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』を調べると、映画と同じ題名の書籍が見つかります。

そのため、「原作小説があるの?」「映画は本を実写化したもの?」「先に本を読んだほうがいい?」と迷う人もいるでしょう。

結論からいうと、本作に原作小説や原作漫画はありません。岡田道尚さんによるオリジナル脚本の映画です。2026年9月4日発売の同名書籍は、映画の原作でもノベライズでもなく、脚本と制作資料を収録したシナリオブックです。

『5秒で完全犯罪を生成する方法』に原作はない

本作は、小説・漫画・実話を映画化した作品ではありません。

原案・脚本・プロデュースを岡田道尚さん、監督を近藤亮太さんが担当。映画のために作られた完全オリジナル作品として発表されています。

検索上では同名書籍が映画より先に発売されるため、「書籍が原作」と誤解しやすい状態です。しかし、もともとの物語は映画脚本として作られています。

同名書籍は小説版ではなくシナリオブック

KADOKAWAから2026年9月4日に発売される『5秒で完全犯罪を生成する方法』は、四六判・248ページ、定価2,090円の書籍です。

分類は小説やノベライズではなく「シナリオブック」。一般的な小説のように地の文で物語を再構成した本ではなく、登場人物の台詞、場面設定、動作、演出の手掛かりとなるト書きなど、映画脚本の形式を中心に収録しています。

シナリオブックには何が入っている?

公式の商品説明で案内されている主な内容は次のとおりです。

  • 映画のシナリオ
  • 重岡大毅さん、原菜乃華さん、田中みな実さんらの場面写真
  • 巻頭カラー16ページ
  • 岡田道尚さんによる物語誕生の解説
  • 企画書第一弾
  • 脚本執筆時に試行錯誤したAI生成文
  • 映像だけでは捉えにくいト書きや演出意図

単に映画の物語を文章化した本ではなく、企画から脚本ができるまでを追える制作資料集に近い内容です。

映画とシナリオブックはどちらが先?

日程は次の順番です。

  1. 2026年9月4日:シナリオブック発売
  2. 2026年9月11日:映画全国公開

発売日だけを見ると書籍が先ですが、映画脚本を書籍化したものなので、原作と映画の順番を示しているわけではありません。

公開前に読むとネタバレになる?

シナリオブックには映画の脚本が収録されるため、公開前に最後まで読めば、事件の真相や人物の正体、結末を知る可能性が高いと考えられます。

公式SNSでも本作は「ネタバレ厳禁」と告知されています。初見の驚きを映画館で味わいたい場合は、映画を先に見てからシナリオブックを読むのが無難です。

おすすめの順番は目的によって変わります。

結末を知らずに映画を楽しみたい人

映画→シナリオブックの順がおすすめです。

映画を見た後に脚本を読むと、映像では気づきにくかった伏線、台詞の間、俳優の表情で表現された感情と、脚本上の指示を比較できます。

脚本や映画制作を学びたい人

先にシナリオブックを読み、映画でどのように映像化されたかを確認する楽しみ方もあります。ただし、物語の核心を知ってから鑑賞することになります。

ノベライズ版は発売される?

現時点で確認できる公式発表はシナリオブックのみです。小説として書き直したノベライズ版や、コミカライズ版の発売は発表されていません。

今後別の書籍が発表される可能性はありますが、現在販売されている同名書籍を「原作小説」「ノベライズ」と紹介するのは正確ではありません。

シナリオブックならではの注目点

特に注目したいのは、制作中に試されたAI生成文と、初期企画書です。

完成した映画だけでは、「生成AIを題材にした物語がどのように企画されたのか」「脚本家がAIの出力をどう扱ったのか」までは分かりません。シナリオブックでは、完成作品と制作途中の発想を比較できます。

映画公開後には、次のような読み方もできます。

  • 脚本にあり映画で省略された場面を探す
  • ト書きと俳優の演技を比較する
  • 映画独自の演出や台詞変更を確認する
  • 初期企画から完成版までの変化を見る

まとめ

『5秒で完全犯罪を生成する方法』には、原作小説や原作漫画はありません。岡田道尚さんによるオリジナル脚本の映画です。

映画より1週間早く発売される同名書籍は、小説版ではなくシナリオブック。映画の脚本、場面写真、初期企画書、AI生成文、脚本家の解説などを収録しています。

物語のネタバレを避けたい場合は、9月11日公開の映画を先に鑑賞し、その後でシナリオブックを読む順番がおすすめです。