ティム・カリーとは誰?『ホーム・アローン2』の何役?ITのペニーワイズでも有名

ティム・カリーとは誰?

イギリス出身の俳優ティム・カリーさんが、2026年8月に80歳で亡くなったことが報じられました。

ニュースをきっかけに、

「ティム・カリーとは誰?」
「『ホーム・アローン2』の何役だった?」
「『IT』のペニーワイズを演じた人?」

と気になった方も多いのではないでしょうか。

結論からいいますと、ティム・カリーさんは『ホーム・アローン2』で、ケビンが宿泊するプラザホテルのコンシェルジュを演じていました。

名札に記された名前は「ヘクター」。ケビンを怪しみ、ホテル内で追いかける印象的な人物です。

さらに、1990年版『IT/イット』のペニーワイズや、『ロッキー・ホラー・ショー』のフランク・ン・フルター博士としても知られる名優でした。

ティム・カリーは『ホーム・アローン2』の何役?

ティム・カリーさんが『ホーム・アローン2』で演じたのは、ニューヨークのプラザホテルに勤務するコンシェルジュです。

役名は「ミスター・ヘクター」と紹介されることがありますが、映画のクレジット上は「Concierge(コンシェルジュ)」となっています。

劇中では、父親名義のクレジットカードを使って一人で宿泊するケビンに疑いの目を向けます。

その後、カードが盗難扱いになっていることが判明すると、ホテルのスタッフたちと一緒にケビンを捕まえようとします。

ケビンが映画の映像と音声を使ってホテルスタッフを追い返す場面では、ティム・カリーさんの驚いた表情やコミカルな演技が強い印象を残しました。

物語の中心人物ではありませんが、『ホーム・アローン2』を観た人の記憶に残りやすい名脇役です。

ティム・カリーとはどんな俳優?

ティム・カリーさんのプロフィールは、次のとおりです。

項目内容
本名Timothy James Curry
生年月日1946年4月19日
出身イギリス・チェシャー州
職業俳優、歌手、声優
主な活動分野映画、舞台、テレビ、アニメ
死去2026年8月、80歳

ティム・カリーさんは、バーミンガム大学で英語と演劇を学び、卒業後に俳優として活動を始めました。

1968年にはロンドンで上演されたミュージカル『ヘアー』に出演。その後、舞台や映画、テレビドラマ、声優など幅広い分野で活躍します。

映画では悪役や一癖ある人物、どこか怪しげでユーモラスなキャラクターを数多く演じました。

独特な声と表情、圧倒的な存在感によって、短い出演時間でも強烈な印象を残せる俳優だったといえるでしょう。AP通信の訃報でも、『ロッキー・ホラー・ショー』『IT』『ホーム・アローン2』など幅広い代表作が紹介されています。

『IT』では1990年版のペニーワイズ役

ティム・カリーさんを語るうえで欠かせないのが、『IT/イット』のペニーワイズ役です。

ティム・カリーさんが出演したのは、スティーヴン・キングさんの小説を映像化した1990年のテレビ作品です。

子どもたちを恐怖に陥れるピエロ、ペニーワイズを演じ、不気味な笑顔や声、突然変化する表情によって、多くの視聴者に恐怖を与えました。

なお、2017年公開の映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』でペニーワイズを演じたのはビル・スカルスガルドさんです。

つまり、

  • 1990年版のペニーワイズ:ティム・カリーさん
  • 2017年・2019年の映画版:ビル・スカルスガルドさん

という違いがあります。

世代によって「ペニーワイズ」と聞いて思い浮かべる俳優が異なるかもしれませんが、ティム・カリーさんの演技は、後の映像作品にも大きな影響を与えた象徴的なものとなりました。

出世作は『ロッキー・ホラー・ショー』

ティム・カリーさんの出世作は、ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』です。

1973年にロンドンで初演された舞台で、フランク・ン・フルター博士を演じました。その後、1975年の映画版『ロッキー・ホラー・ショー』でも同じ役を担当しています。

派手な衣装やメイク、挑発的な振る舞い、パワフルな歌声で観客を魅了し、作品は長年にわたって愛されるカルト映画となりました。

ティム・カリーさん自身にとっても、この役は世界的に名前を知られるきっかけとなった代表作です。『ロッキー・ホラー・ショー』公式ファンサイトの経歴によると、舞台版だけでなくロサンゼルスやブロードウェイ公演、映画版でも同役を演じています。

ティム・カリーの主な代表作

ティム・カリーさんは、映画や舞台、テレビ作品でさまざまな役を演じました。

公開・放送年作品主な役
1975年『ロッキー・ホラー・ショー』フランク・ン・フルター博士
1982年『アニー』ルースター・ハニガン
1985年『クルー』執事ワズワース
1985年『レジェンド/光と闇の伝説』闇の王ダークネス
1990年『IT/イット』ペニーワイズ
1992年『ホーム・アローン2』プラザホテルのコンシェルジュ
1993年『三銃士』リシュリュー枢機卿
1996年『マペットの宝島』ロング・ジョン・シルバー
2000年『チャーリーズ・エンジェル』ロジャー・コーウィン

舞台俳優としても高く評価され、『アマデウス』『マイ・フェイバリット・イヤー』『スパマロット』で、演劇界の権威であるトニー賞にノミネートされました。ワシントン・ポスト掲載のAP通信記事でも、映画と舞台の両方で築いたキャリアが紹介されています。

また、特徴的な声を生かし、アニメやゲームの声優としても活躍しました。

2012年に脳卒中を発症

ティム・カリーさんは2012年に脳卒中を発症し、車いすでの生活となりました。

その後はリハビリを続けながら、公のイベントへの出席や声優の仕事など、体調に合わせた活動を継続していました。

脳卒中を経験してからも俳優としての情熱を失わず、ファンの前に姿を見せ続けたことで、多くの人に勇気を与えました。

ティム・カリーの死因は?

ティム・カリーさんは、2026年8月にロサンゼルスの自宅で亡くなりました。80歳でした。

長年のマネージャーが訃報を認めていますが、死因については公表されていません。

過去に脳卒中を発症していたことは事実ですが、それが今回の死因だったと発表されたわけではありません。そのため、脳卒中と死去を直接結び付けて断定することはできません。

まとめ

ティム・カリーさんは、イギリス出身の俳優・歌手・声優です。

『ホーム・アローン2』では、ケビンが宿泊するプラザホテルのコンシェルジュを演じました。名札に記された名前は「ヘクター」で、ケビンを怪しみ、捕まえようとするホテルスタッフです。

また、1990年版『IT』のペニーワイズや、『ロッキー・ホラー・ショー』のフランク・ン・フルター博士としても広く知られています。

コミカルなホテルマンから恐ろしいピエロ、華やかなミュージカルスターまで演じ分けられる表現力は、ティム・カリーさんならではのものでした。

作品をあらためて見返すと、その独特な声や表情、強烈な存在感を再発見できるのではないでしょうか。