2024年11月22日に公開予定の映画「六人の嘘つきな大学生」。
原作は、浅倉秋成氏による大ヒット小説です。
今回は、原作「六人の嘘つきな大学生」の紹介と漫画などのメディア展開はされているのか?をまとめてみました!
原作の概要
「六人の嘘つきな大学生」は、浅倉秋成氏によるミステリー小説で2021年に刊行され、すぐに大きな反響を呼びました。
この小説の特徴は以下です。
- 累計50万部を突破する大ベストセラー
- 「2022年本屋大賞」にノミネートされ、様々なランキングで上位を獲得
- 浅倉氏の「嘘シリーズ」の二作目
ストーリーの特徴
原作のストーリーは以下のような内容です。
- 6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく「密室サスペンス」
- 暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合う「青春ミステリー」
- ラストでの怒涛の伏線回収
映画に際して、原作とは異なる展開や演出が加えられる可能性もありますが、おおよそ原作に沿った内容になるのではないかと思います。
「嘘シリーズ」について
今回、映画化された「六人の嘘つきな大学生」は、浅倉氏の「嘘シリーズ」の一作です。
「嘘シリーズ」は、3つの独立した作品で構成されており、各作品のストーリーは直接的にはつながっていませんが、テーマや手法に共通点があります。
「六人の嘘つきな大学生」は、「嘘シリーズ」の二作目にあたります。
1.「教室が、ひとりになるまで」(2019年)
2.「六人の嘘つきな大学生」(2021年)
3.「家族解散まで千キロメートル」(最新作、シリーズ完結編)
各作品は、直接的なストーリーのつながりはありませんが、以下のような共通点があります。
- 登場人物の年齢や状況が徐々に変化(高校生→大学生→社会人)
- 「嘘」や「秘密」が物語の中心的要素として扱われている
- 人間関係や社会の中での立ち位置が重要なテーマとなっている
シリーズとして読むことで浅倉秋成氏の作家性や「嘘」というテーマの深掘りを体験できる構成になっています。
メディアミックス展開
「六人の嘘つきな大学生」は映画化以外にも様々なメディアで展開されています。
漫画版
「六人の嘘つきな大学生」は漫画版も発売されており、現在2巻まで出版されています。
小説が苦手という方は、漫画でチャレンジしてみてもいいですね!
ラジオドラマ版
ラジオドラマ版「六人の嘘つきな大学生」は、2022年1月下旬にNHK FMで放送されました。(全10回)
原作のエッセンスを保ちつつ、音声メディアの特性を活かした演出が施されており、原作ファンにも新たな魅力を感じさせる作品となっているようです。
キャストの声もキャラクターの性格に非常にマッチしており、特に主役の波多野祥吾役を演じた奧野壮さんと、嶌衣織役の土村芳さんの演技は高く評価されています。
リーディングアクト(舞台)版
リーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」は、2022年6月にさくらホールにて上演されました。
リーディングアクト形式とは、通常の舞台演劇と比べて、舞台装置や衣装、照明などの演出は最小限に抑えられ、俳優たちは、台本を手に持ちながら演技することが特徴です。
小説などを原作とする場合、原作の文章や雰囲気をより忠実に再現できます。
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作者について
原作者の浅倉秋成氏にとっては、この作品が初めての映画化となります。
インタビューでは、役者の演技による説得力の違いや、豪華なキャスティングに驚いた様子を語っています。
浅倉 秋成(あさくら あきなり)
1989年11月8日生まれ。千葉県出身、関東在住の日本の小説家。
大学卒業後、印刷会社の営業マンを経て、2012年12月、第13回講談社BOX新人賞“Powers”で、Powersを受賞した長編『ノワール・レヴナント』でデビュー。
同時投稿作の『フラッガーの方程式』も2013年7月に書籍化された。
伏線の巧みな配置と鮮やかな回収が特徴的で、「伏線の狙撃手」とも呼ばれている。
人間の多面性や一面的な判断の危険性を描くことが多い。
まとめ
今回は、映画「六人の嘘つきな大学生」の原作についてまとめてみました。
映画を観る前に小説を読んで、違いを楽しむのもいいかもしれませんね!
映画は、赤楚衛二さんや清原果耶さん出演で2024年11月22日公開です。