数十年前からネットを中心にささやかれている「大塚愛さん出演時のMステでの裏拍手事件」。
どんな話なのか?本当の話なのか?そもそも裏拍手ってなに?
という疑問を調べてみましたので、気になっていた方は是非チェックしていってください!
裏拍手とは?
「裏拍手」は、「逆拍手」「逆手拍手」とも呼ばれ、両手を裏返しにして手の甲を叩き合わせる行為のことです。
生きている人間にとっては誰かを呪うため、亡くなった人にとっては誰かを道連れにしようとするときに使われるという縁起が良くない拍手です。
Mステでの裏拍手とは?
Mステでの裏拍手事件とは、都市伝説または心霊現象として、2007年ごろからネット上でささやかれている噂です。
歌手の大塚愛さんがMステ(ミュージックステーション)に出演した際に、死んだ元カレのために作ったとされている曲を歌いました。
その時、客席に死んだはずの元カレがいて、そのカレが手の甲同士を合わせる「裏拍手」をしていた、というものです。
歌った曲は?
その楽曲は、2005年に発表された「プラネタリウム」とされていることが多いですが、もともとは2004年発表の「大好きだよ」にまつわる噂でした。
※「プラネタリウム」のほうがなんとなく亡くなった人へ向けた歌詞っぽいので、どこかで話がすり替わってしまったと思われます。
「大好きだよ」は、歌詞の中にはそれほど悲しい内容はありませんが、PVでは恋人が死んでしまうような描写が描かれています。
噂の真相は?
これを言ってしまったら元も子もないですが、本当の真相は大塚愛さん本人かもしくはよっぽど親しい人にしか分かりません。
ですが、この噂はデマの可能性が非常に高いと思います。
根拠としては、まず、Mステという国民的な音楽番組にも関わらず、この話を裏付けるような映像が何も残っていないというところです。
2004年~2005年は、今ほどインターネットは発達していませんでしたが、ビデオやDVDはありましたし、もし本当なのであれば実際に見たという人がいてもおかしくありません。
ネット上にいくつか証拠として画像・映像が上がっていますが、とても不鮮明で裏拍手を確認できるようなものではありませんし、そもそもMステ出演時のものではないものも多くありました。
また、ある雑誌取材の調査で、テレビ関係者が大塚愛さん出演回のMステをすべてチェックしましたが、該当するような映像は見つからなかったとのことです。
元カレが映っていないとしても、観客にもしも亡くなったはずのカレがいたとしたら大塚愛さんも普通ではいられないと思います。
歌に集中できなかったり、目が泳いでしまったり、泣き出してしまったりしてもおかしくありません。
ですが、そのような映像も見つからなかったとのこと。
このことからも、この話は真実ではないと思います。
噂の発端は?
では、何故このような噂が出てきたのでしょうか。
考えられるのは、大塚愛さんにはもともと「元カレが亡くなった過去がある」という噂がありました。
こちらも確実な裏付けはない噂ですが、この噂に加えて、「大好きだよ」のPVが恋人の死を連想させるものだったこと、「大好きだよ」は、デビュー前に書いた曲とのことで「大好きだよ」=「元カレに向けた曲」となったのだと思います。
そして、その後に発売された「プラネタリウム」も悲しい曲だったことから、話に尾ひれがついてしまったのではないでしょうか。
(意味ありげな歌詞があると皆さんすぐ本当の話と結びつけたがりますからね…)
「裏拍手」にまつわる都市伝説は、他にもたくさんありますが、2011年ころには全国に広まり、流行していました。
そうなると、この噂がささやかれ始めた2007年は、ちょうど「裏拍手」が広まりつつある時期で、その波に乗って話が作られていった可能性がありますね。
まとめ
今回は、ネット上でささやかれている大塚愛さんのMステでの心霊現象?についての真相にせまってみました!
私も当時聞いたときは、ゾクッとしましたが、調べていくうちに単なる都市伝説ということが分かりました。
もやもやしてた方もこれでスッキリできればうれしいです。
では、また!